anko-no-nikki

元小学校教員が、小学生の娘を育てたら、、、。たまに、15年勤めた教員生活思い出す。

ケンカしたまま娘を学校へ行かせてしまった日。

おもちちゃん(娘)、涙の登校日。

 

ご飯のルール。

ご飯は食べられる分だけ自分でよそる。

残さないために。

 

朝、少し遅くなり、

大好きな父と学校へ行けない時間になってしまい、

余計にグズグズになった。

 

お茶碗のご飯も減らない。

 

イラっとした私は、

小言をブツブツ。

 

おもちちゃん(小2)、

 

一人で学校へ行かなくてはいけないこと、

準備が遅くなってしまったことで、

ご飯を食べる気分がさらになくなる。

 

母の意地を

こんなときに出してしまった。

 

「ご飯を食べられないで

 腹ペコで学校に行かなくてはいけない子もいるのに、

 食べられる子がなぜ食べないでメソメソするのよ。

 最後まで食べてから行きなさい!」

 

 

しょうもない。

 

そういうことって、

もう少し冷静になれるときに話してやればいいのに。

 

今日ダメなら、次から気をつけてね!って、

素早く支度を手伝ってあげればよかったのに。

 

 

おもちちゃん、

泣きながらご飯を食べ終えて、

 

小さい声で

 

「いってきます。」

 

と言って、

出て言った。

 

彼女の涙をふくタオルを

引き出しから取ってきたら、

 

もう姿はなかった。

 

走って学校へ行ったんだ。

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悲しい朝になった。

なんとも言えない朝だった。

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思い出すのは、元職場の同僚であり、

お母さんとして先輩の方からの話。

 

息子さんを交通事故でなくした。

 

「その日も、

 息子を見送る時、

 いつものように

 恥じらいもなくハグをしたの。」

 

少年というより青年の年齢。

 

悔しさは消えないけど、

ちゃんといつものように

ハグをしてよかったって。

 

だから、

「行ってらっしゃい!」をいうときは、

笑顔で、

送ってあげるのよって、

言われてた。

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あぁ、

 

こういう日こそ、、、

 

 

走り去るおもちちゃんに、

届くかわからないけど、

 

大声で

「がんばって!」

叫んだ。

 

そうだ、

いつだって後悔ないようにしなくちゃ。

 

 

こんなひどい朝は、

もう繰り返さない。

 

理由も、しょうもないし。

 

次の日は、

おもちちゃんの好きな

たまごサンドイッチを

朝ごはんに用意した。

 

あんこ家での平日の朝食に

パンは珍しい。

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でも、

別に誰もこだわりがあったわけじゃなく、

 

単純に私が働いていたときは、

朝6:30に食べたら、

13時近くまで、何も食べられないから、

お腹にたまるおにぎりを食べるようにしていたのが

名残で、なんとなくご飯朝食にしていた。

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サンドイッチを嬉しそうに、

パクパク食べて、

いそいそ準備して、

 

今日は笑顔で

「いってらっしゃい!」

 

明日もきっと

笑顔で!!