anko-no-nikki

元小学校教員が、小学生の娘を育てたら、、、。たまに、15年勤めた教員生活思い出す。

「池の水ぜんぶ抜く大作戦」と「プールの水ぜんぶ抜く仕事」

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仕事量と、仕事の幅

 

テレビ東京の「池の水ぜんぶ抜く大作戦」

 

娘が好んで見る番組。

 

イマイチ面白みがわからなかったが、

 

おもちちゃん(娘)によると、

汚れて濁った池の水に、

どんな生き物がいるのかが

次々とわかるところが、

ワクワクするらしい。

 

テレビ番組として、

「池の水を抜く」ことを企画した人は

すごい。

 

まだまだ、YouTubeには

負けられません!

という気概が感じられる。

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ふと、この番組を見て、

思い出したのが、

 

小学校のプール

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私が勤務していた小学校は、

すべて屋外のプール。

 

水泳の授業がある6月、7月以外は、

まさに池のような姿になる。

 

たいてい、5月末にプールの大掃除。

 

全教員が出動。

 

毎年、ヘビーな仕事。

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消防に連絡してからの

水抜きから始まり、

濾過装置の点検をしつつ、

プールサイドのゴシゴシ掃除、

プール内の虫取り、

側面と、底のゴシゴシ掃除、

更衣室の掃除、

ビート板等、浮き具の点検、

仕切板の掃除、、、。

 

これを、平日に、

 

1日授業をこなしてから、

 

放課後に作業するのだ。

 

炎天下、

泥と虫とカビとコケと

必死に戦う。

 

思い出しただけで、

ぐったり。

 

何時間もかけて掃除した後に、

畑の水やりをして、

次の日の授業準備、

保護者対応、

打ち合わせ等々、

定時に終わるわけもなく。

 

体はクタクタで

這うように家に帰る。

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池の水ぜんぶ抜く大作戦」に

関わっている方々も

本当にご苦労様です。

 

テレビで放映されない部分の

ご苦労を思うと、、、。

 

 

どんな仕事も、

不本意だと思いながらも

こなさなくてはいけない作業や

納得のいかない仕事は

あるでしょう。

 

 

それにしても、

小学校教員の一人が

課せられている

仕事量と、幅の広さは

半端ないと思う。

 

実際、

自分のお給料から差し引かれても

できることなら、

アルバイトの方に来てもらいたいと思っていた。

教室の蛍光灯を変える、

子供たちの机を拭く、

動物の餌やり、

畑の水やり、

ワックスをかける、

業者への連絡、

学習用具の発注、

教材費、給食費のお金を数えて支払う、

遠足の写真の印刷、

調理実習の買い物、、、

 

教員でなくてもできる仕事が山ほどある。

教員だからこその仕事も山ほどある。

 

海外の事例も参考にして、

教育者だからこそできる仕事

もう少し集中させたら、

もっともっと

教育環境はよくなる。

 

 

そして、

心を病んでしまう先生、

 

大事な命を、

自ら絶ってしまう先生を

 

助けられるのではと思う。

 

 

もっと

「教育」に

価値とお金を。。。

 

もっと

「教育者」に

感謝と敬意を。。。