家庭学習のススメ。
今の「お休み」は、夏休み、冬休みとは、
全く意味の違うお休みなんだ!
ということを、子どもに理解させているかどうか、
それによって、家庭での学習意欲は大きく変わる。
本来なら、もう新しい学年の学習が始まって3週目!
教科書で言えば、どの教科も1単元は終わっている時期。
「学校でやるべきことを、家でやるなんて、絶対無理。」
なんて言って、
日々をなんとなく過ごしていたら、
学校がスタートして困るのは、自分です。
少しでも、家でできることがないか、
少しでも、何か成長させられることはないか、
私たち親が、考えて、工夫して、何かを始めれば、
この辛い自粛生活の中にも、充実したものが
きっと、
生まれるはず。
まずは、全学年共通して、
おすすめしたい学習。
☆音読☆
・新しい学年の教科書が手元になければ、前学年の教科書でも大丈夫。
・新しい学年の教科書を読む場合は、先に、新出漢字をチェックして、読めるようにしておく。
・読む文章が、「物語文」なのか、「説明文」なのかを、意識させる。
・「物語文」の場合は、読む回数が重なるごとに、主人公の気持ちを考えたり、会話文の読み方に工夫させるとよい。
・「説明文」の場合は、何を説明したい文章なのかを意識させる。
接続する言葉「そして」、「だから」、「要するに」などに意識を向けさせる。
・「音読カード」を用意すると、意欲もアップ?!
*正しい日本語の文章を、口にできるのは、この音読でしかできない。
と、私は思う。
休み中、気心知れた家族としかいないので、会話文も、より短い言葉でかわしている。
音読を毎日行うことは、気持ちを表現する会話にもいきるのではと思う。
☆漢字☆
・今まで習った漢字は、書けるようにしておく。
→自分の子どもは前学年の漢字を、どの程度、書くことができるのか、
把握することも大事。
→小学生の間は、漢字の読み・書きは、100%わかるようにさせたい。
ただし、漢字の読み書きに対して強烈に苦手意識のある子には、強制させず、
「書き順は無視してオッケー」とか「読めればオッケー」とか、
「選べればオッケー」など、目標値を下げてあげることも大切。
・新出漢字は、学校が始まれば、先生と1から教えてもらえるとは思うが、
なんせ、時間がない! すぐテスト、テストの嵐に巻き込まれる可能性がある。
なので、読めるようになっておくだけでもいいので、読んでおく。
意欲があれば、漢字ドリルやプリントを、漢字ノートでの学習を進めさせる。
☆計算☆
計算は速く正しくできることが大事。計算はやればやるほど、速くなる。
だから、KUMONでは、徹底的に計算を繰り返しやらせるのだと思う。
今は、ありがたいことに、無料でダウンロードできる計算プリントが、たくさんある。
しかも、ゲーム性をもったものもある。色付きのもの、絵が多く入っているものなど、
種類も豊富。自分の子が、意欲的に取り組めるものを探してあげましょう。
【プラス➕】
・お手伝いをさせる。
家にいる時間が長い今は、新しいお手伝いを増やす最高のチャンス!!
お手伝いができると、子どもをほめてあげる機会も増えて、
自然と家庭内の雰囲気もよくなるかな♪
・お手紙を書く。
作文を書くのが、みんな苦手なのは、普段から文章を書かないから。
もっと言えば、普段から文章でお話しせず、単語で会話するから。
作文のハードルは高く感じるが、「お手紙」ならどうでしょう。
相手があるものなので、モチベーションも上がるし、もらった相手は喜んでくれますよね。
・近いうちに誕生日を迎える家族や友達
・今は会えない学校の友達
・おじいちゃん、おばあちゃん
・学校の先生
・母の日、父の日
*うちの姪っ子は、文字がたどたどしい年齢のときから、家族、親戚の誕生日プレゼントに、
必ずお手紙を書いてきた。
きっと手紙を書き始めて、6、7年?
私も、毎年、彼女に手紙をもらっては、ジーンとしている。
彼女は、よく手紙を書くことで、気持ちを言葉に表すことが困難なくできるようになっていると思う。
文章も自然と長くなり、内容も具体的になり、とても感心できる内容になっている。
去年、学校の宿題の日記を見せてもらったとき、描写がとても上手で、気持ちもわかりやすく書かれていた。
「書くこと」を今、チャレンジするとき!
子どもの文字は、心をあたたかくする力もある!
子どもと共に、私たちも、お手紙、書きましょう!
現在、世界で起きていること、世界のみんなが戦っている敵は、
目に見えないウイルス。
いま生きている人、全員がこのウイルスとの戦いは初めてのため、
全ての分野で、困難に直面している。
私たちが、今一番大事なことは、
健康な状態で元気におうちにいられること。
これを、家族で共通理解して、
「今日1日、健康で元気に過ごせることができて、本当によかった!!」
と、喜び合いながら、
気持ちよく寝られますように。