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元小学校教員が、小学生の娘を育てたら、、、。たまに、15年勤めた教員生活思い出す。

家庭学習の内容を勝手にオススメ 〜5年生の壁!!

カレーを注ぐ女の子のイラスト(合宿)

新5年生の学習。

 

高学年として、学校生活でも、

委員会に所属したり、行事を主体的に任されたりと、

今までの小学校生活とは、大きく変わる学年。

 

この学年は、

となる。

 

体つきも大人に一歩また近づき、

心と体のアンバランスさが、目立つ。

学級経営も難しい学年だと、

先生目線でも感じる。

          いろいろな斜めから見た立つ人のイラスト(女性)

急に、高学年というプレッシャーを学校で与えられ、

家では、今までと同じ、親からの「子供扱い」に、

なんとなくイライラ感じる。

 

体力がついてくるのに、

水泳、サッカー、野球、バレエなど、

特別な運動を習い事としてがんばっている子以外は、

その体力を発散するのが難しい。

             

学校の先生も、親も、

この5年生の扱いを、

間違えると大変なことになる。

 

私より10年くらい先輩の先生が、

学級崩壊を起こしたのも、

5年生だった。

 

どれだけ、彼らの

 

自主性を尊重し、

 

不安を解消し、

 

ありのままの姿を認められるか、

 

これが、

鍵になるのではないだろか。

 

とは言っても、

親として、これができるかどうか、

まだ、経験のない私は、

未知。

 

だから、せめて、新5年生の子どもが、

どれだけ大変な学年かを、

家族で認識してもらいたい。

 

繊細で、

体とこ心の変化に戸惑う子どもたちを

どうか、

あたたかく、

大きな心で、

受け止めてもらえますように。

               クマとハートのイラスト

 

学校で、学習がどれだけレベルが上がってしまうのか、

これを親がわかって、

いま、学校が休みの間に、

どれだけ学習を進められるか。

 

子どもの心は、

わからなくても、

学習したかどうかは、

目で見てわかる。

 

完璧に学習内容を理解させるのが目標ではなく、

この一年で、どんな学習があるのかを、

想定できるだけで、

随分ちがっていくのだと思う。

 

教科書が、手元に届いていることを期待して、

5年生が今、やっておくべき学習内容を、

記述する。

 

 

【国語】 本を読んでいる子どもたちのイラスト

○教科書にそって、新出漢字を、確実に読めるようにしていく。

 

○音読が恥ずかしいようなら、黙読でもよいので、教科書のはじめから順番に、物語文、説明文を読んでおく。

 

【算数】 まさに、壁。 ボルダリングのイラスト(女性)

小学校、中学校合わせても、一番学習内容が多く、難しいと言っても過言ではない。

5年生の算数は、親も教えることは難しい。

先生としても、しっかりと予習しないと、理解できるように説明することは、本当に難しい内容ばかり。

通常どおり、学校が始まっていたとしても、3月まで、授業内容が終わるかどうか、ヒヤヒヤするほどの学習量。

通信教育をしている家庭は、それで学習を進める。

特に、問題集、課題プリントがない家庭は、とにかく、教科書を読ませる。

同時に、4年生の計算プリントを、「ちびむすドリル」や「王様ドリル」で無料でプリントアウトするなどして、計算力をしっかりと高める。

「倍数・約数」

「約分・通分」

「平均」

「割合」

など、初めて聞く言葉、概念があるため、

この言葉たちに驚かされないように、

事前に教科書の説明をとりあえず、読んでおく。

 

もともと、算数が苦手な場合は、どこでつまずいたのかを、

発見する必要がある。

4年のときの割り算の筆算なのか、小数点なのか、

3年のときの掛け算の筆算なのか、分数なのか、

2年のときの九九が、入りきっていないのか、、、

 

算数という教科は、どこかでつまずいていたら、

先に進むのは不可能な教科。

 

ただ、望みといえば、計算さえ学年相応についていけるのなら、

「比例」、「割合」がイマイチでも、

中学校の数学は、なんとかついていける。

 

【社会、理科】 科学の実験をしている人のイラスト(女性)

教科書を読みましょう。

気になる言葉があれば、本やネットで調べられるといいです。

NHK for school で楽しく学ぶのもおすすめ。

 

【プラス➕】

初めて「家庭科」が学習として入ります。

教科書に載っている料理を、家で先にやってみるといい。

針や糸にも、触れさせておけるなら、針に糸を通すくらいはやらせるといい。

興味があれば、玉結び、玉止め、なみ縫いまで。

                       針山のイラスト(裁縫)

 

まずは、冷静に、

「5年生は学習量が多くて、大変らしいね。」

と、学習についての話ができますように。

 

少しずつ、できることを

「やってみよう!」

と思わせられるよう、学習することがどうして大切なのか、

夢についてなど、話し合うことがよいのではないかと思います。

                           温泉に入るカピバラのイラスト

親は親として、

「あなたの幸せを願っている」

というメッセージが、

今こそ、もう一度、

子どもに伝わりますように。

 

 

何か参考になれば嬉しいです。

 

がんばれ、5年生!!

がんばれ、5年生の親御さん!!

がんばれ、先生ーーー!!