1年生の学習。
本来なら、学校が始まって、3週目。
そろそろ、新1年生の子どもも、親も、
小学校生活というものに慣れてくる時期。
この大切な時期に、登校できない新1年生に、
何か、今できること、やっておくと、
学校スタートしたときに、
まごつかなくて済むことを
考えてみました。
もうすでに実践しているかもしれませんが、
一つ一つチェックしてみてください。
【生活】
○目覚まし時計で、起きる。
できたら、本来起きるべき時間か、プラス30分後くらいまでに、
起きる時間を設定。
○通学路を歩く。
・交通安全のルールを、親が一緒に歩くことで、
より具体的に、教えることができる。
・何か起きたときに(トイレ、不審者においかけられたとき)、
頼りにしてよい家や店を覚えさせる。
・季節が感じられる木や花にも目を向ける。
○トイレを定期的に行く習慣をつける。
・学校では、できるだけ授業中はトイレに行かないことがベストであることを
あらかじめ伝える。
・おやつ、お昼、夕飯、お風呂の前に必ずトイレに行かせる癖をつける。
・今一度、おしりの拭き方も見て、アドバイスをする。
・トイレ使用後に水を流し、自分がそそうをしていないか確認する癖をつける。
汚してしまったら、自分で始末できるように教える。
・トイレ後の手洗いの徹底。
・手洗い後に手をタオルやペーパーで拭くことの徹底。
○着替え時間の短縮と、たたみ方を教える。
・「体操着」に着替える、「水着」に着替えることが、一人で当たり前にできるよう学校で
も指導するが、最初の授業のみ。
回数どれだけこなすかが大事。
・パジャマから洋服に着替えるときに、テレビを見ながらダラダラやらせていると、
それが習慣になり、いざ学校がスタートしたら、ガミガミ怒ることになる。
・簡単でいいから、自分の脱いだ服をたためるように、教える。
今は、脱いだ服より、洗濯物を入れてたたむときに、お手伝いさせる中で教えると一石二
鳥。
【学習】
○あいさつと返事を大きな声でできるように練習する。
「おはようございます」
「はい!!」
だけでも、しっかりやれるように、毎朝、親子で元気にあいさつをしましょう。
○自分の名前と、好きな食べもの、好きな色などを言えるように練習する。
学校で緊張して言えないのは、言ったことがなくて、どうしてよいかわからないから。
自己紹介する場面は必ず出てくるので、あらかじめ、
「自分の好きなものは○○です。」
と練習しておくと安心。
○鉛筆とお友達になろう。
自分の鉛筆を、自分で削れるように練習する。
鉛筆の持ち方を正しく持てるように、練習する。
なぞり書き、グルグル、、、
○自分の名前をひらがなで書けるようにする。
ませてる子は、自分の名前を漢字で書こうとするかもしれないが、学校生活1年生は、絶
対ひらがなで書かせるため、ひらがなできれいに書けるよう練習させる。
漢字で書かれた自分の名前が、自分のものだと理解できることも大事。
○ひらがな、カタカナは全て読めるように練習する。
本人の好きな図鑑、絵本などを利用して、読めることが「楽しい」と思わせつつ、
50音がすべて読めるように練習させる。
書き順を正しく教えられる時間があれば、書く練習も。
○1から10までの数字を読めて、書けるようにする。
0の書き方に注意。丸の書き順とは逆であることを教える。
○15分座っていられるようにする。
点つなぎ、間違え探し、ぬりえ、おりがみ、お絵かき、読書、、、
一人で、15分、何かの作業に集中して座れるように、訓練しておく。
実際の授業はだいたい45分。先生方は、15分を3回くらいの学習活動になるように最
初は考えて計画されていることが多いので、まずは、15分、椅子に座れるようにしまし
ょう。
○歌をうたう。
NHK教育の番組を見ながら歌うもあり。ポップミュージックを聞いたり歌うのも、もちろ
んいいが、できるだけ、子ども向けの、歌詞が理解しやすい、日本語としてきれいな歌を
うたうようにする。兄、姉がいれば、学校の校歌を教えてもらうのもいいですね。
【プラス➕】
○なわとび
連続で前跳びができるようになると、学校では違う技にチャレンジできるね!
○ボール運動
ボールを投げる、ボールをとる、できて当たり前のように思えるが、私たち大人が生きて
きた時代と違って、ボール遊びをしている経験が少ない子どもたちは、びっくりするほ
ど、これができない。ボールはできたら、小学校にありそうなポツポツがついたボールが
ベスト。(モルテン)
○遊具であそぶ。
鉄棒、うんてい、ジャングルジムで、恐怖感なく遊べるように、今のうちに自分のペース
で練習しましょう。
参考になれば嬉しいです。
がんばれ、1年生!!
がんばれ、1年生の親御さん!!
がんばれ、先生ーーー!!