『みかづき』
森 絵都
大学の友達が
薦めてくれた本。
なかなか分厚い。
だけど、
電車やバスの移動中や
病院の待ち時間など、
普段なら
スマホを触って
無駄に時間を過ごしてしまうところを
脳みそフル回転して
心を弾ませて、
充実した時間になったし、
常に先が気になる感じで
長くて疲れるということは
全くなかった。
初めて
森絵都さんの本を
読んだ。
人の心の動きが
とてもきれいな表現だったり、
題名のとおり
月に譬えた文章も
ステキだった。
教育に携わる人は
ぜひ、この夏
読んでみるとよいかも。
もう一度
原点に立ち返ることができるから。
「ただただ何かを覚える」ことより
「自分の考えをもつ」こと、
その考えを表現できるということが
大事なんだってことも、
あらためてわかる。
「満月」でなくていいから
「みかづき」であること(欠けていること)を
認めて、
いつも
満ちようと
努力し続けること、
学び続けることが、
大事であることを、
教えてもらえる
本でした☆
そうそう、
中学生の「直哉」の
担任の先生、
名前も出てこないけど、
この先生が、
最終的に
直哉を信じてくれて
本当に
よかった。
「信じる」
これも
教育者として
大事な
仕事かも。