泣いて泣いて読めなくなる本
ある旅館に図書コーナーがあり、
自由に本を読めるスペースがあった。
そこで出会ったのが、
「いのちいただく 〜みいちゃんがお肉になる日」
原案 坂本義喜 作 内田美智子
この本を読む前と、後では、
「いただきます!」
を言うときの気持ちが大きく変わる。
「いただきます。
命をありがとう。
あなた方の分まで、
私がしっかり生きていきます。」
と言う、「誓い」にも似た気持ちが
自然とわくようになる。
(わいてほしい。)
この本の素敵なところ、
「食育」だけではない。
「仕事」についても学ぶ。
子どもだけでなく、
大人になっても
まだまだ知らない「仕事」が世の中にある。
いろいろな仕事があることを
知っていくべきだなぁと感じる。
さらに、
私は、小学校の教員をしていたから、
この本に出てくる、
坂本さんの息子さんの
学級担任の先生のような先生に
なりたいと思った。
たった1冊の本で、
それぞれの立場の気持ちを
考えさせられ、
「命」を学ぶ。
何回読んでも、
涙で途中読めなくなる。
それでも、
ふんばって、
ふんばって、
ぜひ、最後まで、
読み聞かせしてください。