anko-no-nikki

元小学校教員が、小学生の娘を育てたら、、、。たまに、15年勤めた教員生活思い出す。

テレビに出ていた大家族のお父さんの姿を見て、感じたこと。

おもちちゃん、

勉強した時間だけ、

録画したテレビ番組が

見られる。

 

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最近は、

怪我をしたため、

外に行って遊ぶことができず、

たっぷり勉強して、

たっぷりテレビを見ている。

 

勉強かどうか

あやしい時間もあるが、、、。

 

ビデオを見るときは、

イヤフォンをつけて

見ることが多い。

 

同じ部屋で、

私が読書やら、

仕事やら、

集中したいことをしているから。

 

この日も

イヤフォンを付けて、

テレビを見ていた。

 

それなのに、

なぜか、

映像が気になった私。

 

噂の大家族を探す番組。

 

まだ30代半ばで、

6人もお子さんがいて、

7人目を妊娠中という、

家族。

 

若いのに、

えらい。

 

今までの

大家族のお父さんの

雰囲気とは、

何かが違う。

 

おもちちゃんに、

イヤフォンを外してもらう。

 

そのお父さんは、

2歳で母親から離れて、

施設で育ったという。

 

でも、

悲壮感は全くなく、

とてもいい表情をしている方。

 

実際、彼は、

「ぼくの人生ですから、

 母親のせいにはしたくない。

 うらみとか、そういう感情は

 ないんです。」

 

と言う。

 

この後、

30年ぶりに母の居場所がわかり、

会いに行くのだが、

 

会いに行く理由は、

自分は元気でやっているということ、

子どもたち(孫)に合わせたいと。

 

2歳から施設で暮らす

そのときの状況や、

そこでの出会いなんかの話は、

全くなかった。

 

このお父さんの素直さ、

ステキさに、

感動してしまった。

 

何も語られていない部分を

勝手に想像して、

このお父さんに関わってきた

スタッフの方々、

お友達、

奥様に

感謝したいと思った。

 

本物の親子、

血がつながった家族だから

幸せになるのではない!

ということを

物語っていた。

 

人は、

自分をありのまま

認めてくれる存在が

近くにいてこそ、

安心できる。

 

家族でなくても、

そういう存在に

なれる。

 

 

私が、

公立にこだわって、

公立の小学校の教員を目指した

1つの理由が

ここにある。

 

誰かの

救いになりたかった。

 

ありのままの姿の

子どもたちを

受け止めて、

認めて、

ほめて、

 

生きることに自信をもってもらいたいと

思ったのだ。

 

名前を覚えていなくても、

どんな人に言われたか

わからなくても、

 

何を言われたか

忘れたとしても、

 

あのとき、誰かに

心を軽くしてもらった、

 

あとのき、誰かが

自分は必要な存在だと

言ってくれた、   

 

あのとき、誰かが、

幸せになれるんだと

教えてくれた、

 

と、

人生どこかのタイミングで、

辛くなったとき、

思い出してもらい、

 

生きよう!

 

と、

思えるように。

 

犯罪や事故を

おさえるような

大切な

一瞬を、

刻みたかった。

 

 

15年間、

必死に

向き合ってきたが、

 

そんなことが

1人でも

できたのかどうか

 

わからない。

 

だけど、

この大家族のお父さんの

明るくて優しい顔を見て、

 

なぜか

とても

嬉しかった。。。

 

 

教員という立場でなくても、

ありのままの姿を

受け止めてあげることは

できる。

 

今は、

おもちちゃんの

母として

ありのままのおもちちゃんを

愛したい。

 

 

お友達も

近所の人も

いまの仕事で

出会った方も

 

同じ気持ちで

(100パーセントは無理かもだけど)

同じように

目の前の1人を

大切にする人でありたい。

 

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