anko-no-nikki

元小学校教員が、小学生の娘を育てたら、、、。たまに、15年勤めた教員生活思い出す。

勇気と少しの優しさとおせっかい。

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カクッ、カクッ。

 

ズズズン、ズズズンン。

 

ドーーーン。

 

今朝の電車でのこと。

 

隣に立っていた男の方。

 

膝がカクカクとなって、

もしかして、眠いのかな?

 

足が滑ってズズズンとなって、

かなり、眠いのかな?

 

視界に端にいた男の方、

ついに、消えて、

ドーーーン!!!

 

 

えーーーっっっ!!!

 

お馬さんのように、

両膝と両手をついてしまって、

 

そして、

すくっと立って、

恥ずかしそうに、

また、

元の位置で立ってた。

 

あ〜

完全に睡魔の仕業っ!!!

 

体調不良なら、

あんなに秒で

立つことはできないもんね。

 

思い出す、20年くらい前。

大学まで片道、2時間半かけて行き、

授業が終わると、塾講師のバイトへ。

短大卒業してから、

3年次で他大学へ編入した私は、

教員免許を取るための授業だけでも、

ビチビチの時間割。

毎日クタクタ。

睡眠不足。

いつものように電車に乗るが、

激混みではなかった。

眠気がおそってカクカクなっても

誰かにぶつかることはない日。

スーーーッと夢の世界に入り、

気づいたら、

ドーーーン。

倒れた、、、私。

やってしまった。

激混みでなかったために、

誰にもぶつからず、

床までいったのだ。

運良く?きれいなお姉さんに、

「大丈夫?」と声をかけてもらえて、

立ち上がることができた。

睡魔の仕業。。。

 

こんな経験があるから、

わかるの、その辛さ。

 

 

ならば、

やはり、

「誰か、

 この方に

 席を譲ってくださいませんかー!」

 (心の声)

 

でも、

通勤ラッシュ時で

混雑中。

 

やっぱり、無理かぁ〜

 

と、

内容が全く入ってこなくなった

本を読みながら、

 

悩む。。。

 

また、

カクッ、カクッ。

 

やばい!

 

と思ったら、

次の駅で、

たくさんの方々が降りて、

 

席が空く。

 

たぶん、

彼のためにか、

その席は、

誰も座らず

空いてる。

 

でも、彼は、

気づかない??

 

これは!

と思って、

「お席、空きましたよ!」

 

と、

自分の中での勇気を

振り絞って

お声をかける。

 

大丈夫です!

的な仕草。

 

えーーーん。

 

おせっかーーーい、

私。。。

 

助けてあげたかった。

完全に疲労感たっぷりの、

あの方を。

 

今日が一日、

どうか、

どうか、

ご無事でありますように!!!