恐竜好きの子に、オススメ♪
『おまえうまそうだな』
作・絵 宮西達也
このティラノサウルスが出てくるシリーズは、
どの本も、
泣ける。
そして、深い。
読み聞かせをしている大人も
心を動かされてしまう。
本があまり好きではない、
恐竜好きの子がいたら、
ぜひ、読んであげてほしい。
私としては、
この本の対象年齢は、
一見、小学校低学年向きに見えるが、
中学年も、
道徳的な考えるきっかけを与える点においては、
高学年にも、
ありの本だと思う。
表面上の強さと、
本当の強さ(=やさしさ)の違いを、
この本を通して学べるのではないかと思う。
ティラノサウルスが、
本当の強さ(やさしさ)に
気づくきっかけは、
いつも自分とは全く異なった存在であることも、
大きな意味があるように感じる。
このシリーズ、
絵本には珍しく、
ハッピーエンドでは終わらないので、
うちの娘は、号泣して、
いろんなことを
話していた。
そうやって、
考えさせられて、
話すところまできたら、
この本に出会わせてよかったと
心から
思う。
私自身が、この本に出会ったのは、
15年くらい前。
小学校教員仲間からお誕生日プレゼントに贈ってもらった。
お誕生日の仲間に、
みんなで選んだ絵本をプレゼントするという、
学校の先生1年目には、ちょうどいい企画だった。
本屋さん好き、
絵本コーナー大好きの私でも、
自分では、
この表紙の絵で、
この題名では、
この本を手に取ることはなかったと思う。
あらためて、プレゼントしてくれた
仲間たちに、
感謝☆