手作りマスク。
中学校の家庭科の授業は、
最悪だった。
もう20年くらい前?
あ、30年くらい前?
だけど、よく覚えている。
ミシンでエプロン作るとか、
ほんと無理。
かわいいエプロン、
いくらでも
売ってるもの。
やる気出ない。
そんな中で、
やけに動きがスマートで、
ミシンと向き合う顔が、
とてもいい子がいてね。
ちょっと甘えては、
難しいところを
やってもらう、私。
そして、
先生にバレる。
ちょっと不良のような方が、
先生の大きな机でミシン広げて
やらされていたんだけど、
私も、その仲間に入る。
他の子は、
この過程ができたら、
前に見せにおいで、というシステムなのに、
私は、ひとつひとつ
見せる、いや見られる。
拷問。
裁縫がより嫌いになった。
この時から、10年経って、
家庭科の先生と、
小学校教員となった私が、
再会したとき、
なぜか、
謝られた。
なぜだ。
取り上げられた、
様々なものを
返されなかったからか。
私だけ特別扱いだったからか。
謝らなくていいのにね。
がんばったね!
とか、言ってもらえたら、
嬉しかったのにな。
何年経っても、
裁縫はおかげさまで、
嫌いですけどね。
そんな私を、
理解してくれるあったかい人が
現れる。
マスクなんて
できるわけないって、
訴える前に、
マスク作ろうか?
と言ってくれた、
ママ友。
引っ越す前の場所で、
家族ぐるみで仲良くなった方からの、
手紙と手作りのマスク。
新婚から10年、
支えてくれたお母さんのような方からの、
手紙と手作りのマスク。
現在のおうちのお隣さんで、
二人の小さいお子さんを子育て中の、
ママさんからの
手紙と手作りのマスク。
おかげさまで、
スーパーに買い物に行く時、
困らずにマスクをつけられます。
今日はどれにしようかな、
選べます。
マスクをつけたときから、
その方の愛を、優しい心を
感じて、
とてもハッピーです。
この真心を、しっかりと
お返しできるよう、
この愛を伝播させらるよう、
まずは、ブログで発信。