大切な人。
悲劇の授業参観から一年。
(小学校教員1年目の失敗と大泣きと疲労の日々)
なんだかんだあっても、
めげずに一年間やりきった、私。
教育委員会(事務所)から、
次年度の初任者30人の前で、
「先輩」として、
話をしてほしいと、依頼を受けた。
初任者研修の中の貴重な30分を使って。
同期は、賢くて、素晴らしい先生が多かったのに、
「なぜ、私???」
なるほど、
失敗が多い人の話、確かに面白いのかもしれない。
泣いた日数は、同期の誰にも負けない自信はある。
そう思って引き受けることにした。
(そもそも断る勇気もない。)
それにしても、
30分、人の話を聞くのって、
かなりきつい。
しかも、素人の先生から、何を聞きたいだろうか、、、。
いろいろ考えて、考えて、考えて、悩んだ結果、
「読み聞かせ」を行うことにした。
声には自信ある。
その本が、
「泣いた赤鬼」
絵本から学ぶことは多いし、
読んだときの年齢、環境によって、
感じ方が変わるから面白い。
私は、地域でも有名な、怖い指導教官に
一年間お世話になった。
怖いから敵!!
ではなく、本気で私を指導してくれた貴重な「味方」だった。
そんな、指導教官や、
自分が気づかないようなところで、
教員生活を支えてくれた方々に、
感謝をしながら、
これからも教員を続けていきたい!
と思っていることを、この絵本を通じて、
伝えたかった。
「感謝」を忘れると、
大事なことや、大切な人を
見失うから。
「先生」
という仕事は、一人ではできない、
だから、一人で悩まない、
チームとなって、子どもを育てていこう!
そんなことを、
30分で伝えたんだったかな。
思えば、
子育ても同じだな。
一人ではなくて、
チームで闘わないとね。